画像生成AIツールを使いたいけど、多くのツールがあってどれを使えばいいかわからない!
色々な画像生成AIツールに課金しまくって使ってみた結果、個人的には最近アップグレードしたDALL-E 3が日本語対応かつ直感的で使いやすかったです。
特に人気の【Midjourney】【DALL-E3】【Stable Diffusion】を表でわかりやすく比較をしながら、詳しくご紹介していきます。
Midjourney・DALL-E3・Stable Diffusionを徹底比較!
現在、特に人気な画像生成AIツール【Midjourney】【DALL-E3】【Stable Diffusion】の3ツールはいくつかの違いがあります。
主な違いは以下の通りです。
ツール名 | 商用利用 | 料金 | 利用方法・機能面・生成画像の特徴 |
---|---|---|---|
Midjourney | ◯ | 月額$10~$60 | ・クラウドベースのサービスで、Discordのボットを使って操作。インストールは不要 ・抽象的で芸術的な画像を生成しやすい ・機能面では制限があるものの、操作が簡単で初心者にも使いやすい◎ ・月額料金を支払えば、すぐに高品質な画像生成が可能 プロンプト(キーワード)を入力するだけで、自然な言語の指示に対応 ・スマートフォンでも利用可能で、操作が簡単 |
DALL-E3 | ◯ 有料版のみ | 無料版 有料版($20/月) | ・OpenAIの最新AIモデル ・ChatGPTに統合されたWebサービス ・高解像度で細かいディテールを表現 ・言語理解能力が高く抽象的な指示にも◎ ・無料版は商用利用不可 |
Stable Diffusion | △ 一部制限あり | 基本無料 | ・オープンソースで自身のPCに環境を構築する必要あり。高性能なGPUを持つPCが必要 ・写実的で現実に近い画像を生成しやすい ・多くの追加機能やモデルがオープンソースとして公開され、カスタマイズ性も◎ ・細かい設定を変更できるため、高度な画像生成が可能・一部のモデルは商用利用が制限される場合がある |
Midjourneyは芸術的な画像生成に長け、DALL-E 3は高解像度と言語理解能力に優れ、Stable Diffusionは写実的な画像生成とカスタマイズ性が高いのが特徴です。
DALL-E3は、AIブームの火付け役となった「ChatGPT」に統合されたWebサービスなので、課金すると画像生成以外にも様々な用途で使用することもできます。
使いやすさで比較
ツール名 | 使いやすさ | 理由 |
---|---|---|
Midjourney | ◎最も使いやすい | ・Discordのボットで操作するため、環境構築が不要 ・操作が簡単で、自然な言語の指示に対応しやすい ・月額料金はあるが無料トライアルもあり |
DALL-E3 | ○使いやすい | ・ChatGPTに統合されており、会話形式で操作できる ・言語理解能力が高く、自然な指示に対応 ・無料版と有料版があり、無料版から試せる |
Stable Diffusion | △技術的ハードルあり | ・オープンソースで無料で利用可能 ・自身のPCにPythonなどの環境を構築する必要がある ・追加機能が多数公開されており、カスタマイズ性が高い |
Midjourneyは環境構築が不要で操作が簡単なため、最も初心者にとって使いやすいと考えられます。DALL-E 3は無料版があり、言語対応力が高いのも利点です。
一方、Stable Diffusionは無料で高い自由度がある反面、環境構築が必要で技術的ハードルが高いと言えます。
初心者は手軽さを重視するのであれば、MidjourneyかDALL-E3の無料版から始めるのがおすすめです。
上級者でカスタマイズ性を求める場合はStable Diffusionが適していますが、環境構築の手間がかかります。
利用目的やスキルレベルに合わせて使い分ける必要があります。
プロンプトは日本語の対応してる?
【Midjourney】【DALL-E3】【Stable Diffusion】のプロンプト(テキスト指示)における日本語対応は以下のようになっています。
ツール名 | 日本語対応 | 詳細 |
---|---|---|
Midjourney | ☓ | 英語のみ対応。日本語のプロンプトには対応していません。 |
DALL-E 3 | ◯ | ChatGPTと連携しているため、日本語を含む様々な言語のプロンプトに対応しています。 |
Stable Diffusion | △一部対応 | 基本的にはプロンプトは英語ですが、一部の拡張モデルで日本語対応しているものもあります。 |
DALL-E 3は言語処理AIと連携しているため、日本語のプロンプトにも対応しています。
これが大きな利点の一つとなっています。
一方、MidjourneyとStable Diffusionの本体は英語のプロンプトのみ対応しています。
Midjourneyは完全に英語のみ、Stable Diffusionは一部の拡張モデルで日本語対応しているものもあります。
日本語のプロンプトで画像生成をしたい場合は、DALL-E3が最も適しているといえます。
ただし、Stable Diffusionでも一部の拡張モデルを使えば可能な場合があります。
Midjourneyは現状、英語のプロンプトのみとなります。
高品質なイラストを生成できるのは?
Midjourney、DALL-E3、Stable Diffusionのそれぞれが高品質なイラストを生成できる可能性がありますが、生成される画像の特徴は異なります。
【Midjourney】
- 抽象的で芸術的な画像を生成しやすい
- 圧倒的な画像のクオリティが魅力
- デフォルトの解像度が1024×1024と高く、最大4098×4098にアップスケール可能
【DALL-E 3】
- 高解像度で細かいディテールまで表現できる
- 言語理解能力が高く、抽象的な指示にも対応
- Google Partiよりも精度が高いとの評価
【Stable Diffusion】
- 写実的で現実に近い画像を生成しやすい
- 多様性に乏しく、変わり映えのない画像になりがち
つまり、抽象的で芸術性の高い画像を求めるならMidjourney、リアルでディテール表現を重視するならDALL-E3、写実的な画像ならStable Diffusionが向いているようです。
ただし、プロンプト次第では、どのツールでも高品質な画像が生成できる可能性があります。
最終的にはユーザーの目的や好みに合わせて、適切なツールを使い分ける必要がありそうです。
まとめ
画像生成AIツールには主に【Midjourney】【DALL-E3】【Stable Diffusion】の3つが人気です。
DALL-E 3は日本語対応で直感的な操作性に優れ、Midjourneyは芸術的な画像生成に長け、Stable Diffusionは写実的な画像とカスタマイズ性が高いのが特徴です。
初心者はMidjourneyかDALL-E 3の無料版から始めるのがおすすめで、上級者ならStable Diffusionがよいでしょう。目的に合わせて使い分ける必要があります。
さらに、課金を考えている場合は最新のGPT-4言語モデルを使用できる優先アクセスが与えられるDALL-E3が画像生成以外にも多用できるところもおすすめといえます。
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